Telegramとは何か

4月 3, 2020
テレグラム(Telegram)とは、現在世界で2億人以上が利用しているコミュニケーションツールのである。
ロシアでメジャーのSNS「VKontakte (フコンタクテ)」(4億6千人利用者)を創業したニコライとパーヴェルのドゥーロフ兄弟が2013年にローンチされ、2019年に拠点をドバイに移している。
他のメッセージアプリと同様に日常のチャットアプリとして利用するユーザーもいるし、「仮想通貨の情報交換の場」として利用するユーザーも多い。
それはなぜだろうか。テレグラムの使い方と特徴を見ていこう。
テレグラムは、海外で人気のWhatsApp(ワッツアップ)や日本人もよく使うLINEのような、無料で使える「メッセージアプリ」のことである。スマートフォン、タブレット、デスクトップなどでも利用できる。もちろんWindows版やMac版だけでなく、Android版、iOS版、さらにはLinux版も提供される。
アプリをインストールしてから、電話番号やSMSに送られてくる数字5桁のコードや名前などを入力し、アイコンを設定という4のステップだけで初期設定は完了になる。
これでアプリを使えるようになる。
テレグラムの一つの特徴は、通信速度が速くてスムーズになること。1秒だけでメッセージを送ったり、受け取ったりできる。
それから、株主や広告主がいない非営利企業であり、ユーザーも無料で使えるオープンソースのである。ほかのSNSと比べると、広告が入ることで画面が見づらくなったり、データ容量を食ってアクセスに時間がかかる恐れがない。その理由でもメッセージの送受信スピードが速いといえる。
また、セキュリティ機能はこのアプリ一つのメリットになる。特に個人情報保護の徹底性が高評価を受けている。たとえば シークレットチャットでは、参加者の誰かが書いたメッセージまたは届いたメッセージを消せば、どのサーバーの画面でも同じメッセージは二度と見れない。その理由で仮想通貨の世界でよく利用される。
残念ながらテレグラムは公式には日本語をサポートしないが、有志が作成した「日本語化パック」をテレグラムに追加することで日本語化させることができる。ただし日本語化できるのはインターフェイス部分だけ。メニューや設定情報は日本語化できるが、 メッセージは日本語に翻訳されなく、そのまま外国語で表示される。