iPhoneで2ファクタ認証をオフにする方法

2月 6, 2023
2ファクタ認証は、本人以外による不正アクセスからアカウントを守る認証方式です。今回は、2ファクタ認証の仕組みと、有効にする方法をご案内します。
2ファクタ認証は、Apple IDの認証を二重化することでセキュリティを強化し、たとえパスワードが他人に漏れても本人以外はアカウントにアクセスできないようにする認証方式です。新しいデバイスやWeb上ではじめてApple IDを使ってサインインする際は、パスワードと、信頼できるデバイスに自動的に表示される 6桁のパスコードの両方が必要になります。
パスワードを知っているだけではアカウントにアクセスできないため、Apple IDと、Appleに保管される個人データのセキュリティは、2ファクタ認証のおかげで劇的に向上します。
ほとんどのApple IDでは、2ファクタ認証がデフォルトのセキュリティ対策となっています。Apple Payや「Apple でサインイン」など、Appleの一部のサービスや機能を使う場合は、2ファクタ認証が必須です。2ファクタ認証を利用し、デバイスをパスコード(Macではログインパスコード)やFace IDまたはTouch ID(デバイスが対応している場合)で保護することをおすすめします。
とは言え、どうしても2ファクタ認証をオフにしたいという人もいるでしょう。
そんな場合は下記の方法で試してみて下さい。
「セキュリティ」セクションに移動します。
次に、デスクトップ ブラウザを使用している場合は [編集] をクリックします。
「二段階認証をオフにする」をタップ。
以前のOSなら上記の方法で2ファクタ認証をオフにできたのですが、iOS 10.3 または macOS 10.12.4 以降で作成された一部のApple IDで2ファクタ認証をオフにするオプションがなくなりました。そんな場合は下記の方法を試してみて下さい。
Apple サポートに連絡して、2ファクタ認証を無効にするよう依頼してください。
AppleのWebサイトで新しいiCloud IDを登録し、iPhoneでiCloud IDを変更します。
(iPhoneのApp Storeの古いApple IDを保持できます)
新しいiCloud IDを作成する
https://appleid.apple.com/account#!&page=create に移動して、新しいiCloud IDを作成します。サインアップ後にメールアドレスを確認してください。
App Storeの現在のApple IDを変更せずに新しいiCloud IDに切り替える方法
[デバイス設定] > [Apple ID]に移動し、下にスクロールして [サインアウト] > [iCloud からサインアウト] をタップし、パスワードを入力して [オフにする] をタップします。
携帯電話に保存するデータの種類を選択し、右上の [サインアウト] をタップします。
[設定] > [Apple ID] で、Apple IDをタップし[xxx@xxx.com 以外]を選択して、新しいiCloud IDとパスワードを入力します。
新しいiCloudアカウントに正常に切り替えられました。
これで2ファクタ認証が無効になっています。
[設定] > [Apple ID] で、追加したばかりのiCloud IDをタップし、iCloudバックアップを有効にして下さい。
自身のiPhoneの安全性を確保するには、2ファクタ認証を有効にしておくことが重要です。どうしても2ファクタ認証を解除しなくてはいけない場合以外は初期設定のままにしておくことをお勧めします。