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本をスキャンする(自炊)方法

お気に入りの本が古くなった、デジタル化して持ち歩きたい、本棚をスッキリさせたい。

様々な理由で書籍をスキャンしたい人がいると思います。

今日は本を破壊してスキャンする方法(自炊)について触れてみます。

 

1 スキャナーの選択

目的を予算に合わせ『フラットベッド型』または『シート挿入型』を選びます。

『フラットベッド』型は安価で、正確なデジタル化が可能です。

本をそのまま形に残しておきたい人、またはページ数が少ない人向け。

紙の文書だけでなくスキャナー(ガラス面)に置けるものなら何でもスキャンが可能です。

『シート挿入』(自動送り込み型)を使用すると、ページの両面をより高速に読み込めるので、大量のページをスキャンしたい人向け。

2 本の装丁を外し裁断

カッターを使用する人は、ローラーの詰まりを防ぐためにも、紙の残留物をキレイに取り省きましょう。

裁断機を使用する人は、余白部分をどれぐらい残すか注意しましょう。

注:アイロンを背表紙にあて糊を温めるとキレイにはがれますが、フラットベッド型スキャナーのガラス面に糊がつかないようしなく気を付ける必要があり、シート挿入スキャナーだと結局は裁断必要があるため、ここではアイロンを使うことはお勧めしません。

3 Paper Port などファイルを整理するためのソフトを準備 

Paper Port はPDF、TIFF、JPEG、PNG などのさまざまな形式に変換し、PDFファイルを読み取り中に誤って変更されないという利点があります。通常のスキャンには、PDFまたはTIFFファイルで十分です。

Windows Live 画像編集プログラムのダウンロードもお勧めです。

Windows Live を使用して、ページをトリミングして粗いエッジを修正します。Windows Live の「画像の直線化」と「トリミング」機能を使用します。

4 ページの確認とスキャン

抜けているページがないか、不要なページがないか、ページがくっついていないか、糊が残っていないか等の最終確認をします。

白黒か、カラーか、グレースケールか、色の選択も忘れないように。

カラーのスキャンは容量を多く使用するので、メモリ不足にならないよう注意して下さい。

事前にナンバリングしておくのもいいでしょう。

後で編集する時、スキャンしたページと、実際の本のページが違うことがあるからです。

Paper Port を使用する場合は、一度に数ページで作業してください。

このプログラムは、少量のページではるかに高速に動作します。 

350ページを1つのステップで整理する代わりに、60ページのグループに分割します。

これにより、コンピューターのメモリへの負荷も軽減されます。

Paper Port で結合されたページは、同じプログラムで個別のページに分割できますが、スキャナーで複数のページを1つの画像に保存すると、そのファイルを編集できなくなります。各ページを個別にスキャンする場合は、1回のスキャンを繰り返すことでエラーを修正できます。

5 ファイルの確認

編集が容易になるため、TIFFファイルで保存します。

例えば100ページのTIFFファイルをチェックする場合、全てを素早くスクロールできます。

最終的な形式はPDFになりますが、PDF形式で個々のファイルを参照することは困難です。

最初にスキャンをTIFF、またはその他の編集可能な形式で保存し後でPDFに変換します。

6 画像を確認後PDF形式で保存とバックアップ

次にPaper Portを使用して、ページを 1 つのファイルに結合します。

エラーが見つかった場合は、グループ化されたファイルを分離できます。

結合された PDF ファイルが確認しやすくなります。

ページのレイアウト、特に余白は変更しないでください。

余白は画像フレームのようなもので、ページの見栄えが良くなります。

パソコンで文字が小さい本を読むときは「ズーム」機能で簡単に文字を大きくできます。

ハードドライブまたは外付けドライブに適切なバックアップシステムを準備します。

これはコンピューターの障害、エラー、および不注意による削除に対する予防措置です。

バックアップ システムが機能しない場合は、削除したアイテムをごみ箱から復元します。

 

始めは戸惑うことも多いかも知れませんが、何度もやるうちに楽しくなり、あなたの本棚もスッキリすること間違いなしです。

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