大阪府がMGM-オリックスのIR誘致を承認

11月 10, 2021
IR 2.0
日本市場の観光、投資、雇用創出を促進する素晴らしい手段
大阪府は、大阪湾岸の夢洲(ゆめしま)、此花区(このはなく)に建設されるカジノを含む大規模都市型統合型リゾート(IR)について、MGMリゾーツ・オリックス共同企業体 (MGM Resorts-Orix Corporation Consortium) の提案を正式に決定した。
1.1兆円を投じたこのプロジェクトは、最終提案書の段階でMGM-オリックスに対抗するコンソーシアムがなかったことから、今回の承認が期待されていました。
MGMリゾーツ・インターナショナルの社長兼CEOであるビル・ホーンバックル氏は、「大阪府と大阪市は、大阪に世界クラスの統合型リゾートを開発するという目標を達成するために、包括的かつ十分に検討された選考プロセスを実施し、当社が大阪のパートナーとして選ばれたことを光栄に思います。日本ほど観光とホスピタリティの未来が明るく楽しい場所は他になく、大阪はその未来を打ち出すのに適した場所です。」と述べた。
MGMリゾーツは10年以上も前から、この結果に向けて計画的かつ確かな方法で取り組んできました。その「大阪ファースト」の方針は2019年1月に正式に宣言されましたが、そのずっと前から、日本のどの場所よりもこの場所に注目していました。
一時はもっと上を目指すのではないかという憶測もありましたが、1兆円という投資額もかなり前からテーブルの上に置かれていました。当時の会長兼CEOであるジェームズ・ミューレン氏は、2017年11月の時点でその数字を公に落としています。
この2020年の後半に開業すると、夢洲IRは年間ベースで2,000万人以上の来場者を呼び込み、年間で約5,400億円(49億米ドル)の収益を上げると推定されています。
MGMとオリックスは、コンソーシアムの対等なパートナーとして、それぞれ約40%の出資を行います。MGMとオリックスは、約40%ずつの対等なパートナーとなり、残りの20%には、さまざまな小規模パートナーが参加する予定です。
計画中のIRの床面積は77万平方メートルで、カジノ、国際会議場、約2万平方メートルの展示場、大規模な宿泊施設や娯楽施設などが含まれます。約15,000人が直接雇用される予定です。
約15,000人の触接雇用の中には当然、カジノのディーラーもその中に入るので、早速今から準備、学校にオンラインで参加して副業 にするのもいいし、今から Cherry casino にて趣味と実益を兼ねて実戦で鍛えてもいいですね。
大阪のIRは2020年代後半の開業を目指しますが、早ければ2028年の予定です。
和歌山が6月にクレアベスト・ニーム・ベンチャーズを、長崎が8月にカジノ・オーストリアを選定しており、大阪のIR事業者選定は3候補地のうち最後となります。次のステップは、来年4月までに国への共同申請となります。
クレアベスト社が和歌山オフィスを開設
クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ (Clairvest Neem Ventures) は、統合型リゾート(IR)コンソーシアムのリーダーに選ばれてから和歌山市にオフィスを開設しました。
オフィスは十二番町にある何の変哲もないオフィスビルの2階にあり、和歌山市の中心部にある和歌山城からも歩いて行ける距離にあります。カジノリゾート予定地であるマリーナシティからもかなり離れています。
長崎県、IR経済効果の概要
長崎県の発表によりますと、IRを建設することで、佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」に隣接する施設への年間来場者数は約840万人となります。これにより、約3万人の新規雇用が創出され、地域への経済波及効果は年間約3,200億円(29億ドル)に上ると見込まれています。カジノリゾートの建設に必要な投資額は、約3,500億円(32億米ドル)を見込んでいます。また、カジノ・オーストリア・インターナショナル・ジャパン (Casinos Austria International Japan) の林明男社長は、佐世保商工会議所の金子拓也会頭と会談し、林社長は、IRの建設段階および運営段階において、可能な限り長崎の企業と提携していく考えを示しました。これに対し、金子は「IRの規模を考えると、県だけでは足りない。オール九州のサポート体制を目指したいと思います。関連企業には当地に営業所を設置し、根付いてもらいたい」と答えました。