動きの遅いWindows11を高速化するには

5月 5, 2022
Windows11にアップグレートしてから、何となくPCの動きが遅くなった気がする、という方へ。PCの動作が遅くなる原因は様々ありますが、今回は、主な原因と動作を高速化する方法をいくつか紹介したいと思います。
動作が遅くなる原因の一番は、容量不足が考えられます。
PCのメモリが残りわずか、またはHDD/SSDなどドライブの容量が残り少ないなど。
またはメンテナンスをしないとホコリが原因で動作が遅くなることもあります。
内部にホコリが入り込んでしまうと冷却装置ファンの動きが鈍くなり、熱がこもりCPUに大きなダメージを与えてしまい、故障の原因にもなります。
他の原因として、PCがウイルスに感染している可能性もあります。そんな時は専門家にウイルス駆除してもらうことをお勧めします。
さらに購入から3年以上が経過したPCは経年劣化の可能性もあります。
使用状況にもよりますが、ノートPCの場合は3年以上経過すると内蔵HDD/SSDなど性能が落ちてくるのは仕方がないことです。
では実際に、高速化するにはどうすればいいのでしょうか?
『PCの再起動』
動作が重いと感じたタイミングで再起動をすることがおすすめです。再起動をすることで、メモリやリソースの消費を初期化するため、まっさらな状態から使い始められます。
『Windows Updateを実行する』
Windows Updateにはパソコン内のソフトやドライバーを最新の状態に保つだけではなく、セキュリティの更新やバグ修正等も含まれています。
日頃から進化し続けているソフトウェアをインストールすることでパソコンの処理速度が改善する可能性もあります。まずはWindowsの状態を最新にするためにWindows Updateを実施してください。
『バックグラウンドアプリの停止』
OSやセキュリティ保護のための「バックグラウンドアプリ」は、ウィンドウなどには表れません。
その中にはほぼ使わない機能もあるためアプリを停止しておくと、動作が高速化されます。「設定」→「プライバシー」タブに「バックグラウンドアプリ」の項目があるのでクリック。動作しているアプリ一覧が出てくるので、使わないものはオフにします。
『スタートアップアプリの停止』
パソコンを立ち上げると自動的に起動するスタートアッププログラムですが、多すぎると起動時間が長くなります。ですので不要なものを無効にしてみましょう。「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」から一覧を確認できます。
『HDD・SSDを増設する』
容量が多ければ、保存できるデータ量も大きいだけでなく、起動も安定し、動作が快適になるというメリットも得られます。
増設方法は、外部に取り付けられるHDDやSSDを利用して増設と、内蔵HDDやSSDを増設する2通りです。手軽に行えるのは、外付けHDDや外付けSSDを購入し、USBケーブルでパソコンと接続する方法です。
いかがでしたか。
この他にも動作が遅くなる原因はあります。
Windows 11 は、Windows 10 に比べてメモリ消費量が多いため、動作が重くなるケースが多く見られます。