人気イタリア人YouTuberの収入は?

2月 17, 2022
この数年YouTuberが大躍進し、常に人気職業の上位に選ばれています。
昨年は特に新型コロナのパンデミックにより、ステイホームの時間が増え、YouTubeを見る機会が増えたこともあり、YouTuberにとっては黄金の年だったと言われています。
さてそのYouTuberですが、どれぐらいの収入があるのでしょうか?
2021年に支払われたYouTubeの上位10社は3億400万ドルを稼ぎ、2020年を40%上回りましたが、さすがに全てがアメリカ人YouTuberの話です。
アメリカで最も有名なYouTuberの一人、Mr Beast(23歳)の収益は5400万ドルに達したということです。
残念ながらイタリア人YouTuberの収入は、アメリカ人YouTuberと比較してはるかに低いのが現実です。とは言え、Webキャラクターがうまく機能し始めれば、彼らの収入はYouTubeからだけではなく、彼ら自身のブランド製品からも得られることもあります。
イタリア人YouTuberで、特に子供たちからの人気が高いのは『Me contro Te』シチリア出身のルイジとソフィア、2013年から交際を始めた二人は2014年からYouTubeチャンネルを開設し、現在のチャンネル登録者数は610万人を超えています。
月に平均1億5000万回から2億回の視聴数があり、YouTube広告だけで月に6万から10万ユーロ(約720万円から1200万円)という信じられない金額に思えますが、彼らは自身のグッズや映画などからも収入を得ているので、YouTube広告からの収入はほんの一部ということです。
次は『Favi J』として知られるロレンツォ。トリノ出身の26歳。最も有名なゲーマーとして知られる彼には626万人のチャンネル登録者のスターです。彼は自分のチャンネルへのユーザーの月額サブスクリプションに重点を置いており、最初の動画の年である2012年以降、350万ユーロ以上を稼いでいたでしょう。
彼もまたYouTube広告からの収入の他に、自身が開催するゲーム大会やアパレルブランドなどからの収入の方が圧倒的に多いとのことです。
『i Pantellas』550万人以上のチャンネル登録者数を誇る男性の二人組ヤコポとダニエレ。i Pantellas イ パンテッラスとは彼らの出身地の方言でバカという意味。二人は1990年生まれの31歳。2009年からYouTubeチャンネルを開設し、インスタでも大人気のコメディコンビです。話題の人をいじったり、パロディにしたりという動画が人気で、彼らの本が出版されたり、現在ではTVでの活躍も見られるほどになりました。
イタリア人YouTuberの中には年間80万ユーロを稼ぐ人もいますが、在籍しているエージェントから収入を得る人も多く、彼らの本当の収入をはかり知ることは難しいようです。アナリストによって発表される額は正確ではない、と過去にYouTuberの数人はメディアに否定的な発言もしています。
とはいえ一般のサラリーマンでは到底無理な収入を稼ぐYouTuberの人気はまだまだ衰えることはなさそうです。