アリババの貿易保証ーTrade Assurance

8月 20, 2020
アリババは、世界最大級のB2BのEコマースモールである。個人でも中国から仕入れができ、メーカーや工場の直営店が多いので、比較的に安く仕入れられることはこのサイトの特徴になる。
中国本土向けのサイトと全世界向けのサイトの2種類があり、使い方と支払い方法はとても簡単なので、便利な購入サイトになる。
また、安全性は高いであり、アリババを通した貿易は「Trade Assurance」で保護されている。Trade Assuranceというのは、貿易保証のことである。アリババで出会った売り手と買い手は、取引を完了するまでリスクを下げる手段になる。
アリババが提供する貿易保証は、まず、支払い保証 (Payment protection)になる。
アリババが指定するすべての支払方法は保証の対象になり、注意する点があるが、後で詳しく見ていく。
そして、船積み保証 (Shipping protection)もある。もし売り手が契約に決めた「船積み日」に間に合わなかったら、返金処理の対象として買い手は保護される。
また、品質保証 (Product quality protection)により、サプライヤーが提供する商品の品質を保証され、契約書通りの製品ではない場合、買い手を保護する。
なお、保証期間 (Protection period) もあり、買い手の注文は、商品を受け取ってから30日以内まで保証の対象される。
Trade Assuranceは受けるために、商品を販売しているサプライヤーは、この保証に対応していることを確かめるのは必要である。普段は製品のページに「Trade Assurance」のマークを付いてある。
支払方法は、サイトで指摘される方法はすべて保護され、クレジットカード、e-checking、T/T(銀行振込)なども保護される。
ただ、T/T決済の場合は、アリババが指定するシティバンクの口座に振り込むオンライン決済でなければ保証が受けられない。つまり、ダイレクト送金として、相手先の指定口座に送金するオフライン決済を行った場合は、T/T決済であってもTrade Assuranceの対象外となる。サプライヤーにお金を支払うとき、アリババが指定するシティバンクに入金する、いわゆるアリアババ経由で支払うことが保証の絶対的な条件になるので、気をつけないといけない。